口臭

こんにちは!

歯科衛生士の清水です。

一度は皆自分の口臭が気になったことはないでしょうか?本日は口臭の原因についてお伝えしていきます。

口臭と言っても、様々な原因があります。

一つ目は、『生理的口臭』

生理的口臭は健康な人でもあります。

起床後や空腹時、緊張時には唾液の分泌が減少します。唾液には自浄作用がある為、その唾液の分泌が少なくなる分、細菌が増殖しやすくなります。それに伴って口臭の原因物質が増え、口臭が発生します。

こういった口臭は、歯みがきや食事をすることにより減少します。また、加齢や女性の場合は妊娠時や生理時のホルモンの変化も口臭が起こる原因であることが報告されています。

二つ目は『全身の病気による口臭』

全身の様々な病気が原因で起こる口臭です。

鼻や喉の呼吸器系や糖尿病、消化器系の病気などが原因で口臭が起こります。

三つ目は『外的口臭』

臭いの強い食べ物、ニンニクなどの食事、喫煙や飲酒などがあげられます。ですが、多くは時間の経過とともに弱まります。飲食による口臭は口臭症には分類されません。

四つ目は『口腔による口臭』

口腔とは口の中のことをいいます。口腔が原因で1番考えられるのは歯周病です。歯周病以外でも歯・舌の汚れ、進行したむし歯など、口腔内が原因で起こる口臭です。お口の中に腐敗した食べかすや歯垢があれば匂いの元になります。

では、これらの原因を踏まえた上で私たちが出来る対策はあるのでしょうか。

口臭の原因が細菌によって発生しているのであれば、口腔の細菌の数をいかに抑えるかがポイントになってきます。

一つ目は、日々の歯みがきがとても大切。

歯ブラシだけでは6割ほどしかプラーク(歯垢)が除去できない為、歯ブラシ+デンタルフロスや歯間ブラシを使ってしっかり清掃をし、口の中を清潔に保ちましょう。

二つ目は、舌のお掃除。

口腔内で細菌が住みついている場所は歯だけではないのです。舌にも多くの細菌が住みついています。

ベロの表面には細かい突起が無数にあります。

 この突起と突起の間が細菌の住処になっていて、その中には細菌の餌となる食べかすなどが入りこむのです。

ベロの表面がやや白っぽい程度なら問題はありませんが、ベロ全体が真っ白なら、そこからも不快な臭いが出ています。なので、1日1回程度、舌掃除も行うようにしましょう。

三つ目は、お口の中の乾燥を防ぐことです。

唾液を分泌させる為に水を飲んだり、キシリトールガムなど噛んだりして、口内が乾燥するのを防ぎましょう。唾液腺マッサージも有効です。

そして、歯科医院での定期健診を受けることがとても大切です。定期健診を受け、歯周病や虫歯がないか診てもらい、また日々の歯磨きで落とし切れていない歯石を除去してもらうことが大切です。

日々のセルフケアをしっかり行うことで防げる口臭もあるので、少しずつ取り入れてクリアな息にしていきましょう。


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